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尼崎の文化財

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朝鮮通信使関係資料 ちょうせんつうしんしかんけいしりょう 朝鮮通信使関係資料

朝鮮通信使は、主に足利将軍、徳川将軍の襲職(しゅうしょく)を祝うことを名目として朝鮮王朝から派遣された外交使節団です。特に徳川幕府にとって朝鮮王朝は唯一対等の外交関係を有する国であることから、計12回の外交使節団の来日は国の威信(いしん)をかけた江戸時代の盛大な催しとなりました。
徳川幕府は、各地の大名に通信使一行の接待を命じて手厚くもてなすこととし、寄港地のひとつである兵庫津(現、神戸市兵庫区)は、尼崎藩の領地であったことから尼崎藩が接待役を命じられました。尼崎藩では宿舎の設営や食事の準備、兵庫から大坂間の警護、またその連絡調整に細心の注意を払い、藩士・領民や領内の船を総動員して準備に当たらせました。尼崎藩にとっても通信使の受け入れは威信をかけた出来事でしたが、領民は受け入れのために税金を掛けられたり、人夫として徴用されて農作業等に支障をきたしたりするなど大きな負担と不便を強いられました。通信使の受け入れは、政治・経済・文化的影響から尼崎の歴史の中でも特筆すべき出来事でした。
また、通信使一行は朝鮮でも一流の学者・文人・画家・医師たちから選抜された文化使節団でもあったことから、諸藩の客館や各地の休泊先を訪れた学者・文人・医師などのほか、筆を乞(こ)う人びとが休泊先や行列の沿道で面会を求めて殺到するなど、両国の交流は庶民レベルでも行われました。通信使の来日は、政治的には複雑な背景がありましたが、両国間に世界史的にも稀(まれ)な長期にわたる親善友好関係が培(つちか)われたのは、文化の交流を通じて官民各層が触れあうことができたためといえます。
尼崎の文化財のページは尼崎市教育委員会歴博・文化財担当が発信しています。郵便番号660-0825 尼崎市南城内5番地尼崎市立文化財収蔵庫仮事務所内 電話ファックス番号とも06-6489-9801