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尼崎の文化財

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紙本著色日蓮大聖人註画讃 しほんちゃくしょくにちれんだいしょうにんちゅうがさん 紙本着色日蓮大聖人註画讃

紙本著色日蓮大聖人註画讃
拡大(945×551 127kb 別窓)
  • 指 定 尼崎市指定文化財
  • 種 別 絵画
  • 数 量 5巻
  • 所在地 尼崎市寺町10
  • 所有者 長遠寺
  • 指定日 平成9年3月24日
この「紙本着色日蓮大聖人註画讃」は、京都本圀寺所蔵の天文5年(1536)の奥書をもつ現存最古の写本である「日蓮聖人註画讃」を写したものであり、その奥書から天正16年(1588)3月上旬に制作されたことが分かります。本圀寺本と比較すると、編成も同一で、描写もほとんど省略が見られません。本圀寺本でつながりのやや不自然であった背景の描写に少し工夫が加えられている部分もあり、一方では本圀寺本よりやや粗放な描写も見られますが、全体としては忠実に転写されています。第4巻全巻と第5巻途中(第三十聖人入滅)までの詞書が転写されていませんが、詞書のない部分には紙が継いであり、後に詞書をはめ込めるようにしています。第5巻の第三十一「収取遺骨」から終章までは本圀寺本通りの詞書が入り、末尾には奥書があります。途中の詞書の欠落の理由は判りませんが、急遽天正16年3月上旬に完成しなくてはならない事情がおこったのかも知れず、絵画の出来上がりに詞書の転写が間に合わなかったのかも知れません。
この作品が制作された事情を示す記録は残されていませんが、天正16年3月25日に後陽成天皇の綸旨が長遠寺に下され、「勅願道場」となったことに何か関係があったとも考えられます。「日蓮聖人註画讃」の写本は他にも存在していますが、江戸時代より古い制作で、かつ5巻全巻が完備している例は他に知られておらず、本作品は歴史的にも美術的にも重要です。

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