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尼崎の文化財

尼崎の指定文化財 尼崎の指定文化財

田能遺跡 たのいせき 田能遺跡

田能遺跡
  • 指 定 国指定史跡
  • 種 別 史跡
  • 所在地 尼崎市田能6-5-1
  • 所有者 尼崎市
  • 指定日 昭和44年6月30日
田能遺跡は尼崎市の北東端、猪名川左岸に接する標高約6mの沖積平野にあります。昭和40年9月尼崎・西宮・伊丹三市共同の工業用水配水場の工事現場で大量の土器が発見されたことがきっかけとなり、その後1年間にわたり発掘調査が行われました。
調査の結果、遺跡は弥生時代全期間にわたる集落跡であり、東西110m、南北120mの範囲内に拡がり、住居跡・土坑・溝・柱穴のほか無数の小さな穴が発掘されました。さらに木棺墓・木蓋土坑墓・土坑墓・壷棺墓・甕棺墓などの墓が17基発見され、それまで不明であった弥生時代近畿地方の墓制を明らかにする手がかりを与えてくれました
17基の墓のうち、第16号墓では632個以上の碧玉製管玉が胸部付近から、第17号墓では左腕に白銅製の腕輪を身に着けた状態で発見され、丁寧に作られた墓に埋葬されていたことなどと併せこの2基の墓の被葬者が特別な扱いを受けていたことが分かります。
また弥生時代中期前半の土器片と一緒に不整形の穴の中から銅剣の鋳型が発見されました。それまで瀬戸内・九州など西方で使用されていた銅剣はその地域で製作されていたとされてきましたが、田能遺跡での銅剣鋳型の発見によって、銅剣の一部が近畿地方でも作られていたことが明らかになりました。
大量の土器や石器の他、銅鏃・ガラス玉・加工痕の残る碧玉原石・ヒスイの勾玉、木製品、植物製品、獣骨・貝殻などの自然遺物などたくさんの遺物が発見され弥生時代近畿地方を解明するにあたって学術上価値の高い遺跡として国の史跡に指定されました。
遺構の上に約3mの土盛りを行って遺跡を保護し、植栽を施した後、倉庫や住居を復元し、一隅には出土資料を収蔵・展示する田能資料館を建設しました。弥生時代をテーマにした各種の体験学習会を催すなど今日では沢山の見学者を迎えています。

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